8.27 お土産プロジェクト

今日は、先輩隊員の

「おみやげプロジェクト」の販売会の

様子を見に行かせてもらった。

 

このプロジェクトは2011年に

協力隊の先輩が立ち上げたプロジェクトで

その後7年間ずっと続いてきたものだ。

 

ジブチにはソマリア、エチオピアから

の難民が多く暮らしている。

 

紛争や貧困から逃れてきた

彼らを待ち受けるのは

決して安定した生活ではない。

 

多くの難民が、貧困に苦しみ、

安定した住居、

収入を手にできないのが現状だ。

 

そこで特に弱い立場にある難民キャンプの

女性の地位向上、収入向上のために

始まったのがこのプロジェクトだ。

 

現在はアリアデ難民キャンプの女性だけでなく

キャンプの外の難民の方々も

制作・販売をするようになった。

 

主に商品開発、制作、販路開拓の

支援をしており、その販売場所の

一つとして、自衛隊拠点で

帰国前の自衛隊の方に対して

ジブチのお土産の販売会を行なっている。

 

アフリカ柄のシュシュやブブ、

財布やキーホルダーに加え、

アッサル湖の塩をアフリカの

可愛い布で包んで販売したりしている。

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今日はジブチ港に停泊している

陸上自衛隊あけぼの(護衛艦)での

販売会だった。

 

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日本に住んでいると、護衛艦を見たり

ましてや中を見学する機会などなかったので

感動もひとしおだった。

 

難民キャンプで暮らす女性は

キャンプ外へ容易に出ることは

できないので、協力隊員が代わりに販売する。

今日は私も少しお手伝いをさせてもらった。

 

他にジブチ市内の(キャンプ外の)

難民の方4名が参加をし、

ビーズ細工や、アフリカのバオバブの木や

ラクダを描いた絵などを販売した。

 

販売場所は護衛艦の食堂で開催され、

護衛艦に鳴り響く大きな笛と共に

販売会が開始された。

 

多くの海上自衛隊の方が訪れ、

次から次へとご家族や友人へのお土産を

購入してくれた。

 

なんとなく、日本人ウケするお土産が

わかったので、私も次の販売会に向けて

何か考えていければいいなと感じた。

 

というのも、私の配属先の

SOSでもジブチ女性連合と連携して

参加者を募り10回?くらいの

ワークショップを通して

女性に企画・制作・販売の一連の流れを

経験するプログラムを企画しようと

同僚や同期と話しを進めている。

 

現在の先輩方は2019年1月まで

なので、私たちの代がこの活動を引きつぐことに

なるまでには、具体的にSOSでの企画が

進むように計画していきたいと思う。

 

7年間続いてきたこのプロジェクトが

途絶えぬよう、先輩方から色々学び

次に繋がるようにしていきたい。

 

海上自衛隊の皆さんが

海を渡り、遠いアフリカの地で

私たち日本国民のために尽力されている

姿を見て、感銘を受けた。

 

お話を聞くと、停泊地に着いても

町へ繰り出すことができるのは

限られた時間・場所だけだそうだ。

 

その限られた時間にネットを繋げ

ご家族にご連絡をとるそうだ。

 

連絡が来るまでご家族は

ものすごく心配だろうな。

 

貴重なお話をたくさん聞けて、

色々学んだ一日だった。

 

護衛艦あけぼのの皆さん。

日本までの航海、お気をつけて。

 

また、日本でお会いしましょう。