8.26 ショックな出来事

私がバスに一時間乗って通勤していると

言うと私の周りのジブチ人は大抵驚く。

 

私でも乗らないわよ!って

言われる。笑

 

国際NGOや銀行で働く

いわゆるジブチのエリート層の人たちは

バスには乗らない人が多い。

 

でも私にとってはタクシーは

高額で毎日は絶対使えないし、

車も持ってないし、

交通手段はバスしかないのだ。

 

バスに乗るのは楽しい。

バスの中はぎゅうぎゅうだし、

こんな風にドアは閉めないのが普通だ。

(バスの中からの撮影)

 

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しかもこの写真のように車が走ってるというのに、

体半分以上外に乗り出している人が

3人いることもある。 本当に危険。。。

 

バスの中では私を見て話し

かけてきてくれる人もたくさんいる。

 

どこからきたの?

ジブチで何してるの?

日本はどんなところ?

 

そんなたわいもない話をして

ジブチの事を聞いたり、

日本の話をしたりする時間が私は好きだ。

 

もちろん料金も地元の人と

同じ金額しか請求されないし、

それ以上は払ったことがなかった。

 

請求されないと思うけど、

高額に請求されても払ったらだめだよ!っ

て周りのジブチ人の人にいつも言われていた。

 

でもそんなジブチ人いないだろうって思ってた。

 

今日までは。。。

 

今日の帰りのバスで悲劇は起こった。

 

私はいつも通り帰りのバスに乗った。

バス料金は40DJF(約24円)だが

100DJFしかなかったので、

それを手に握りしめてバスに乗った。

 

いつもお釣りは小銭がある限り

きちんと返してくれる。

 

どんどん人が降りていって

乗客は私だけになった。

 

みんなが降りた瞬間

急に怖い表情でバックミラー越しに

ドライバーがこっちを向いてこう言った。

 

どこまで乗るんだ?

 

大きなモスクの前までお願いします。

 

じゃあ300DJFだよ!

 

え?なんで?

いつも40DJFなのになんで今日だけ

300DJFも払わなあかんの?

 

なんでかって?

乗客が君だけだからだよ。(にや)

 

え?そんなん私に関係ないよ。

私だけになったのは私の問題ではないよね。

40DJFしか払いません。

 

いや。300DJFだよ。

 

はぁ?じゃあ、ここで降ろしてください。

歩きます。(バスが止まる)

 

はい。300DJF払って!

 

払いません。何で払わないといけないの?

 

300DJFって言ってるだろ。

 

なんで。もう私達だけでも話していても

仕方ないし、他のジブチ人呼んでくるから

ちょっと待っといて下さい。(かなりキツめに言ってしまった)

 

えっ!それはだめ。(急に焦りだすバスの運転手)

 

その後、周りを見渡してもジブチ人は

いなかったし、口論するのも

めんどくさくなったので、100DJFを

椅子に置いて、さようならって言って帰ってきた。

 

本当にありえない。

 

ショック。

 

今まで優しすぎるジブチ人にしか

会ってこなかったからちょっとショックだった

けど、よく考えて見ると

世の中いい人ばかりではないよね。

 

日本にいても一緒。

 

きっと彼も私に300DJFを

払ってもらわないといけない理由があったのかも。

 

喧嘩腰に言ってしまったことも少し反省。