7.19 バスでの出来事
毎日バスに乗る。
二台のバスを乗り継いで、一時間かけて職場へ向かう。
一度に払うお金は40フラン(24円ほど)。
いつもバスの中は大音量の音楽が鳴っている。
朝から、ソマリミュージックを大音量で聞くことだけは一年いても慣れない。笑
お願いだから静かにして~って思うことも多い。笑
今日の帰り道バスに乗っていると、いつものように
ジブチ人に話しかけられた。
彼らは日本人の私に興味津々。
私の住んでいる場所を伝えるとそこの近くまで送って行くよ~と言ってくれた~
乗っている人たちはみんな友達とか家族とかだからいいよ~って。
わーい。
バスを乗り継いで帰らなくてもいいのね~!
ありがとう。
目的地までついておじさんにお金を払おうとすると
そんなんいいよ~~!
え。おっちゃん。
それはあかん。
だって、奥さんもいるし、子どもだって小さいのに。
お願いだからー。
と何度も言っても受け取ってくれない。
ボロボロの服を着て、
世界一熱い灼熱の国で、クーラーも扇風機も
ないバスの中で、汗だくなって、
逞しく、力強く働く姿をみると、
この人たちキラキラしているなぁ〜
かっこいいなぁ〜って感じる事がよくある。
それと同時に
30分も乗っての対価が40フランでいいのかなぁ
もう少し値段ああげてもいいのになぁ!ってすごく思う。。。
それなのに、お金を受け取ってくれないなんて
ありえないよ。。。
私が彼の立場だったら一人分の収入は
とっても大事だろうし、
日本からボランティアで来てるんだから、
そんなのいいよ〜!って
彼のように振る舞えるだろうか。
残り一年の任期だけど、彼らから学べることは
本当にたくさんあるなぁ~と。
日々、
悔しいこと
うまくいかないこと
辛いことももちろんあるけど、
それ以上に楽しいことも、嬉しいことも
学ぶべきこともたくさんある。
少しでも、この国に、人に貢献できるように
未熟な私にできることを、精一杯したい!
と改めて思う1日だった。
6月の振り返り
*裁縫クラス*
今月の裁縫クラスで
はシュシュ(髪飾り)とポーチ作り。
毎週少しずつだけど、技術が向上していく
彼らをみるのは楽しい。
シュシュはジブチでも人気があるので、
自身で作成した完成品を一つ彼らにプレゼント!
とても喜んでくれたのでこちらまでハッピーな気分。
*バルバラクリーンアッププロジェクト*
ついに開始しました!
ジブチには本当にゴミがたくさんある。
街のありとあらゆるところに
ゴミが落ちており、ゴミに囲まれて
生きることに彼らは慣れてしまっている。
この環境を普通だと感じている生徒もいれば、
彼らの中には、この環境を、ジブチの未来を
変えたいと思っている生徒も少なからずいる。
そんな思いを持った生徒たちを集めて
少しずつ街を綺麗にしていこう!とディレクトリスと
話し合って始めたのが、このプロジェクト。
元々はディレクトリスにボランティアスピリットを
生徒たちに伝えて欲しいと言われていたので、
SOSのそしてバルバラの地域のリーダーに
なりたいと言う熱い想いのある生徒を集め、
リーダーとは、ボランティアとは何かという事を
今までの3度程の集まりで伝えてきた。
そして、ついに記念すべき
ボランティア清掃活動第一回が実現した!!!!
バルバラの地域の人たちは不思議そうに
私たちが清掃しているのをみていた!
バルバラ(私の配属先がある地区)では、
お掃除活動が行われたことがないらしい。
そのためか、たくさんの子どもたちが
興味をもって近づいて来た。
この光景が彼らにとって
当たり前になればいいのになぁ~
一人のおばさんは、私もやるよ!
とせっせと手伝ってくれて、
オーーーと感動していると・・・・
終わった後に、お金は?と聞かれた。
お金???
彼女はお金がもらえると思って手伝ってくれたらしい。
すると、生徒がその後どうして
私たちが掃除をしているのかを
長い時間かけて説明してくれた。
僕たちの街を綺麗にするためだよ。
お金のためにしているんじゃないよと。
すると、おばさんは
そうだったんだね。わかった!
じゃあ、また次も参加するね!と言ってくれたそうだ。
その言葉が嬉しかった。
こうやって少しずつ、私たちの小さな活動が
たくさんの人たちに
広まっていったらいいなぁ~と感じた。
生徒たちはいつも以上に
いきいきした表情をしていてとっても嬉しい気持ちになった。
今後は、バルバラのいくつかある地区の
村長さんとかも巻き込んでやっていきたい!
と本部のディレクターは言っていたが、
彼は忙しくて今日は不参加。
彼がきてくれると生徒のやる気ももっと
もっと上がるだろうなぁ~
来月こそ来てもらえるようにしよ~!
5.29 日常業務
人手が足りなくて、仕方ないって思って
する日常業務もあって、、、
本来の活動ではないけど、
やる人がいなくて同僚が困ってるから助ける。
助け合うことの大切さはわかるけど、
私たちはマンパワーではない。
私一人ではなくて、一緒にやることに意味があるんだけど・・・
だが、それを伝えるのは難しい。
と言うより、みんな忙しくて業務を分担
しているだけだし、なんでそんなこと言うの?
ってなるよね・・・きっと。
それもすごくわかるからまた難しい。
さー、また忙しくなってきたよー。
やるしかないね!
5.23 動き出した新たなプロジェクト
何気ない一言。
どうしてこんなに沢山アメリカのNGOから
本を頂いたのに、1日5~6人くらい程度の
生徒しか本を手にしないのか。。。
やっぱり読書って習慣だよね。
もっと、本を通して世界が広がったらいい。
教養や知識をつけるために、
もっと本を活用してほしい。
昔から家に本があって、学校に行ったら本があって
読む環境があると、きっと本を読む楽しさを知るんだよね~
(とか偉そうなこと言うけど、私も本好きになったの大学生になってから。笑)
今日の休み時間。
私「日本は夏休みに読書感想文みたいなことしてるよ~」
フランス語の先生「オーーーー!それすごくいいね!!このセンターでもやってみようよ!もう少し詳しく聞かせて!」
何気ないいつもの会話がフランス語の先生の
心を動かし、(私の活動内容の一つ)
図書館利用率向上に向けて大きな第一歩を踏み出した。
私の活動目標でもある、
生徒の成熟度を向上させるためにも
不可欠なプロジェクト!
その後さっそく実施要項を同僚と作成し、
ディレクターに詳細を送ってくれたモハマッド(フランス語の先生)。
仕事がはやい!!!
こうやって思いが少しずつ形になるプロセスで、
あーでもない、こーでもないって
現地の人と話し合って、
作り上げていくプロジェクトが楽しくて、
もっともっと色々なことしていきたいなって感じた。
この限られた時間の中で何が伝えられるかな。
5.13 ディレクター復帰
わたしの配属先のバルバラセンター校の
ディレクターが産休からかえってきた。
嬉しい~~~(;_;)
今日はさっそくディレクターと会議。
今後の活動について
どう進めて行くか色々決めて、
今動きだしてるプロジェクトの
進捗状況を報告。
しっかり、メモを取ってくれて
こんなん久しぶりで嬉しいなぁ~
配属先のみんながやる気があるわけではないし、
でも少なからず、やる気がある人もいるから
その人たちと一緒に少しずつ進めていければいいなぁ~って思う。
少しずつ。少しずつ。