9.13 初授業
日本の常識では考えられないことが
毎日起こる。笑
もちろんここはアフリカだし、
ジブチだし仕方がないことだってわかってる。
でもそれでも理解しがたいことも
たくさんある。
今日は授業見学4日目。
学校が始まってから3日間
授業の中で簡単に自己紹介をしたり、
授業にTTで参加させてもらっていた。
今日もいつものように、
10分くらいまえに教室へ行くと、
英語の先生がいた。
そして私に
おはよう~
あの、今から僕病院に行かないといけない
から代わりに授業頼むよ!
え。どういうこと。
いや、どこが悪いんですか?先生!
僕、お腹の調子が良くないんだ。
そうですか。それは仕方がない。じゃあ、、、
って、授業開始10分前に言わないで。笑
でも、まぁそれでもやるしかないので、
(こちらの授業一コマ二時間半!笑)
いつも先生がやってる、スピーキングを
中心とした授業に加え、ライティングと
リスニングも少し取り入れ、、、
でも、やっぱり授業は楽しくなくっちゃ
ということで、導入で歌を紹介。
ブルーノマーズのCount On Me!
前任校でも歌ってたこの歌は
歌詞がすごく良くて大人気~!
紹介だけではもったいないので、
ディクテーションも少し取り入れたり
しながらサビの部分だけみんなで口ずさむ。
生徒たちはすごく喜んでくれて何より~
英語の先生はもっと歌を紹介していきたいとのこと。
その後はみんなでカット(ジブチでは合法の葉っぱ)
の是非についてディスカッション。
説得力があり、かつ論理的な文章の構成方法に
ついて話を少しし、彼らに自身の発表内容を作成させた。
久しぶりの授業やっぱり楽しいなぁ。
面白いなぁ。
やっぱり生徒と関わってる時が
一番楽しい。
彼らと一緒に学んだり、笑ったり、
悩んだり、考えたりする時間がとっても幸せ。
特にディスカッションは日本の中学校レベルでは
あまりできなかったので、とっても面白い。
ジブチの社会問題カット。
彼らはそれぞれの立場でカットの是非に
ついて語ってくれた。
カットには覚醒作用や高揚作用があるという生徒たち。
家計を苦しませるし、歯もボロボロになるし
たまにテンションがおかしくなる人もいて、
良いことは一つもないという大多数の生徒に
対して、カットは僕たちの文化であり、
カットがなくなってしまえば、
こんな平和な国じゃなくなってしまうという
男子生徒もいた。
おもしろいなぁ。
確かに町を歩いていると
ありとあらゆるところにカット(葉っぱ)が売られている。
もし、これがなくなったら
カットを売って生計を立てている人たちの
職がなくなってしまうことにもなる。
バスの運転手さんはみんな(99%くらい笑)
朝からカットを食べてるし、
それがないと落ち着かない感じだ。
JICA関係者はカットを使用してる運転手の
バスには乗らないようにというけれど
そんなバス探していたら日が暮れる。笑
仕事に行けません!
カットはジブチ人男性の大きな楽しみの一つ。
ただ、ある程度の教育を受けてきた人は
絶対カットには手を出さないっていうのも興味深い。
ここでも教育の重要性をひしひし感じる。
ジブチでカットを禁止にしたら暴動が起こるだろうなぁ〜
体に良くないよ。じゃあやめましょって言って
簡単にやめれることではない。
今日の生徒たちの発表はとっても立派だった。
自身の意見を堂々と短時間の準備で
発表できる彼らはすごいなぁ~と感じる。
素晴らしい。
そんなこんなでジブチでの
初一人授業デビューはすっごく楽しかった。