9.12 入試開始
入試が始まった。
履歴書と証明写真を持って、
バルバラ地区の16~25歳の
多くの青年たちがこのセンターにやってくる。
その態度は真剣そのものだ。
でも大人はどうだろうか。
真剣に彼らの人生に向き合えているのか。
今日は本部の人がセンターにきて
入試問題を確認すると、去年の問題と
全てが同じだったということが発覚した。
もう既に何人もの青年がこの試験問題
を解いた後だったので、
今更変えることはできない。
彼らの人生がかかっている。
大人がこんなんでいいのだろうか。
大人の意識を変えるのは難しい。
でも、少しずつなんか伝えていけたらいいな。
入試の前に、入試会議をもつとか。
そこで共通認識をするとか。
一ヶ月に一回、本部とセンターの職員
みんなで会議を持つことを提案してみようかな。
ここに来る青年たちが
明るい未来を描けるように、
このセンターがもっといいものに
なっていくように微力ながら
貢献できたらいいなと思う。
彼らにとってはここでの時間が
人生を大きく左右する。
彼らの貴重な時間。
そんな時間を一緒に過ごせることに
感謝をして、自分ができることを
一生懸命していきたい。