8.13 若年失業率

入試準備は少し落ち着いたので、

今日は事務関係のお仕事のお手伝い。

 

エクセルで3人の警備員の方の

シフトを作成するなどの事務作業をした。

 

そして合間の時間でセンターに来る

青年たちと話すことができた。

 

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このセンターは地域コミュニティーにも無料で

研修室屋や図書・PC閲覧室を

解放しているので、バルバラの

若者たちが休みの日もこのように集う。

 

現在、バルバラに住む400人以上の

若者ががこの図書やPC閲覧室を使用しているそうだ。

 

今日出会った彼らは

すごく明るくて、優しい。

 

みんな日本に興味津々だ。

 

日本語を学びたいなぁ~と

言ってくれる彼ら。

 

ジブチ人は語学に本当に強い。

 

というより、ジブチという国が

強くならざるおえない環境にある。

 

同僚たちの会話を聞いていると

フランス語で話していると思ったら

急にさっぱりわからなくなることがあり

 

今、何語で今話しているの?

 

と聞いたら

アラビア語だよ!って言われる。笑

 

かと思いきや、

 

ソマリ語で話したり、

アファール語で話したり、、、

 

ここにくる青年たちの中には

公用語のフランス語とアラビア語

そして現地語のソマリ語か

アファール語の3ヶ国語を

自由に操る青年も多い。

 

それでも、ジブチでは職がないのだ。

 

日本で3ヶ国語話せる人は本当に

少ないよ。みんなすごいね!

 

って私がいうと、

 

話せても僕たちには職がないんだよ?と

ようこそ失業国へ!ははは〜〜〜笑

 

と、笑いに変える若者たち。

 

本当に陽気な人たちが多い国だ。

 

就職先がないから仕方ないんだよ!

 

と、彼らはいう。

 

実際、一般高校への就学率が全体の約35%。

 

それ以外の65%(約30,000人)の内、

5,000人強が職業訓練校へ入学して

いると想定されている。

 

つまり、25,000人弱の

15~17歳の人々が、未熟練労働者で

あるか、あるいは失業者であると考えられる。

 

ジブチの若年層の失業率は約7割だ。

 

ちなみに日本は20代前半の失業率は

おおよそ4.7%だそうだ。

 

15~19歳は4.0%だ。

 

(内閣府2018年版「子供・若者白書」より)

 

この数字だけをみると、

ジブチの失業率の深刻さは顕著だ。

 

雇用を創出することが

この国にとってはとても大きな課題だ。