7.20 ホームステイ①
今日から3泊4日のホームステイが始まった。
ドキドキ。
アファール族の家庭。
どんな家庭なんだろう。
朝から、ホストファザーが迎えてに来てくれて、
少し遠くまでドライブ。
エチオピアへ続く道
周りは砂漠。
中国のフリートレードゾーン。
エチオピアを行き来するトラックがたくさん。
たまにラクダ。
そして無数のやぎ。
以上。笑
特に何があるわけでもないけど、
お父さんとの会話が特別な時間にしてくれる。
家族構成やお仕事など、事前情報が
なにもなかったので、たくさんお話した。
男の子が3人(16歳、14歳、11歳)の家庭。
どんなわんぱくボーイたちがいるのか楽しみ。
話をしていると、今日この家で
マリアージュ(結婚式)があるとか。笑
ん?家で結婚式?
え。笑
姪っ子さんが結婚するそうで、
親戚や友達が彼のお家に勢ぞろいしているそうだ。
えーーーーーーーー!
そんな日に私を受け入れしてくれたの?
優しすぎる(;_;)(;_;)
家は中心街から歩いてすぐのところにあるアパート。
3階にある家に案内されると、
お父さんの言った通り、大勢の人が集まっていた。
私は応接間のようなところに案内され、
さっそく、ドン的なおばちゃんが数人
フランス語でたくさんのお話を聞かせてくれた。
結婚の話、ヘナタトゥーの話、ジブチの文化の話。
どれも興味深い。
ジブチはソマリア系イッサ族、エチオピア系アファール族、
そしてイエメンからアラブ人の文化が入り混じり、
みんながそれぞれの文化を受け入れ
今は平和に暮らしているということ。
ジブチは1977年に独立した新しい国。
もともとエチオピア、ソマリア、イエメンなどからの
遊牧民がこの地に住みつき、国ができた。
その後もアフリカの美しい民族衣裳を
纏った女性が次から次へと部屋に入ってきて、
気がつけば、小さな部屋に何十人もの人がいた。
すると隣の部屋からアパートの全住民に
聞こえるのではないかと思うような
大きなボリュームで
アフリカンミュージックが流れ出した。
この日のために準備されたであろう
大きなスピーカーから流れる音楽に合わせて
そこにいるみんなが踊りだした。
一緒に踊るわよ~~と言われ
私もそれっぽく踊ってみる。
それにしても音が大きすぎる。
人が隣で大きな声で話していても
何を言っているのか全く聞こえない。笑
アパートなのに。笑
日本だったらすぐにクレームがくるだろうな。
でも初めてのアフリカ人とのダンスは
とっても楽しかった。
その後お食事ターイム!!!
アフリカに来て初めて手でご飯を食べる。
おーーーーーーーーーーーー!!!
ザッ・アフリカ!!!!
おばちゃんたちが食べ方を教えてくれる。
ご飯をソースと絡ませて集め、
ちょっとぎゅっとし口に放り込む。笑
ご飯がパサパサなので、
綺麗に口に運べない。。。
でもそんなことは気にしてられない。
おばちゃんたちもすごく豪快な
食べっぷりだったので、
気にせず私も手でむしゃむしゃ食べる。
「美味しい~~~~!!!本当に美味しい!!!」
「これで今日からあなたもジブチ人だね。」笑
そんな言葉を頂けるなんて本当に嬉しい。
でも本当に口に合う。
その後、ドンのおばちゃんの携帯のアラームが鳴る。
お祈りの時間だ。
イスラム教のことを少しお話ししてくれた。
そして小さなマットを敷いて、お祈りが始まった。
「しっかり見ておくんだよ!!!」
と、おばちゃん。
こんなに近くでお祈りを見るのは初めて。
立ち上がったり、座ったり、額を床につけて
土下座を繰り返し、唱える。
途中あまり凝視しすぎたらいけないかなと思い、
少し目を反らすと、
「しっかり目を開けて私を見ときなさい!」と
言わんばかりの表情とジェスチャーで
かすかに前歯の二本の金歯を覗かせながら訴えてきた。
すみません。。。笑
この親しみやすさはなんだろう。
少し考えてみると、理由がわかった。
大阪のおばちゃんにすごく似てる。笑
あの勢い。声の大きさ。
喋り方。面倒見の良さ。人情深さ。笑
納得。
その後もたくさんの人と話したり、
子どもたちと一緒に折り紙をしたりして時間を過ごした。
初めは不思議そうにみている人たちも
話をしていくと、興味深そうに
どこの誰かも知らない私を歓迎してくれる。
初めて出会った日本人をこんなに
温かく迎え入れてくれるのは
多民族が相手の文化を受け入れ、共存してきたという
この国の歴史に起因するのではないかと感じた。
後半に続く。