7.11 ついに表敬訪問

 

今日はついに配属先への表敬訪問の日。

朝から気合を入れて、ドミ近くのSOS事務所へ。

 

事務所へ入ると、笑顔が素敵なお姉さんが出迎えてくれた。

 

その後、

Fund Development and Communication Managerの男性と

program directorの女性とミーティング。

 

初めは、VCとナショナルスタッフが

一緒にきてくださったが紹介を終えると、

二人はすぐにJICAの事務所へ帰っていった。

 

わーーーーーーーーー。

 

どうしよ。。。

 

と不安になりつつも、、、

「BIENVENUE!!!!!!(welcome)」と温かく歓迎してくれたので、

ひとまず安心した。

 

自己紹介、これまでの経験等を簡単にお話した後、

事務所の各部屋を案内してもらった。

 

これから2年ここで働くのか。

なんかすごく不思議な気分。

 

その後、さっそく活動先の一つである

バルバラ地区の施設へ車で向かった。

 

バルバラ地区はかなりの貧困層の人々が暮らす地域。

 

驚かされたのは、その町の風景。

 

トタンで囲んだだけのような家が立ち並び、

屋根がない家も少なくなかった。

 

ここはジブチのスラム街だ。

 

多くの人が私たちの想像を絶するような

生活を余儀なくされている。

 

SOSはここバルバラ地区と、タジュラに施設がある。

 

バルバラ地区では遺児、ドロップアウトなど社会的に脆弱

な立場にある青年に対し、就職に役立つ基礎能力研修や企業内研修の機会を

与えることを目的にセンターを運営している。

 

現在、16歳~25歳の青年に対して、仏語、英語、情報処理を

1年間で習得する授業を実施しており、

その他にも、研修室や図書・PC閲覧室を地域コミュニティにも解放し、

学習の場を提供したり、支援団体との連携により、

単発的ではあるが各種研修やスポーツ・文化活動をオーガナイズしたりしている。

 

2014年に開始したこのセンターは

現在までに167名の卒業生がいるそうだ。

 

卒業生の就職率は詳しくは聞けていないが、

警察官や先生になった青年もいるとうことだ。

 

私はここで、色々なアクティビティーを企画したり、

現場のニーズに合った効果的な活動を模索し、計画・実施・評価を

行うことがメインの活動内容だ。

 

センター長はスライドを使ってバルバラセンターに

ついて詳しく30分ほど説明して下さった。

 

一生懸命説明をして下さっているのにフランス語での

説明は難しく、理解ができない部分も多々あったが、

彼の熱い思いはじんじんと伝わってきた。

 

センター長はプレゼンの後、

「どうだった?少しはここの組織を理解できたかな?何かいいアイディアは思いついた?」と。

さっそく意見を求められた。

 

まずは、英語と情報処理のクラスを

見せてもらい、現状を把握することから始めたい。

そしてニーズに合ったスポーツや文化活動のイベントも

企画していきたいということを伝えた。

 

今は、ホリデーなので、

次のセメスターは9月開始だ。

 

そのため、8月中旬から新入生の入学手続きが始まる。

センターが始まる前に、そのお仕事を手伝いに来て欲しいとのこと。

 

「喜んでお手伝いさせていただきます!」と

言い残し、センターを後にした。

 

帰りの車もFDCマネジャーと多くの話をした。

彼は、私の拙いフランス語を

真剣な眼差しで必死に聞いてくれる。

 

それがすごく嬉しかった。

 

でも嬉しい気持ちと同時に、

 

悔しい気持ちが溢れ出し、

 

私のフランス語へのやる気を一気に奮い立たせた。

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ジブチ市内のバスターミナル ”プラスランボー”