7.3 ジブチの教育事情
今日は朝の8:00から個別面談。
配属先のSOSについてのお話をVCから聞き、
少しずつジブチの教育事情を知った。
2015年度の調査によると
ジブチには幼児施設が24ヶ所しかないらしい。
それに対して、就学前の児童数のうち
幼児施設に通うはたったの2,148名。
10,000人近くの児童数がいるにも関わらず
たったの2, 000人の児童しか就学前教育を受けていない。
児童数に対して、施設の数がかなり少ないようだ。
教育省では、公立、私立、コミュニティーでの就学前教育の発展
を支援しているが、現実はそう簡単に変化はしないようだ。
就学前教育の不充実が、初等から始まるフランス語教育遂行の
妨げにもなっているようで、問題は深刻だ。
初等教育の就学率は78%だが
中等教育に進む生徒は61%となり、
高等教育になると、なんと35%まで下がる。
この数字は驚きである。
政府はこの初等教育の就学率を2019年度までに
94%まで引き上げる計画目標を掲げている。
ジブチ市内のSOSでは、政府機関の
Ministry of Gender and community leaderと
連携してジブチの中でもかなり
立場の弱い人や、地位が低い人々が住むバルバラ地区で
16歳から25歳の200人近い(現在時点)人々を対象に
職業訓練を実施したり、勉強スペースを提供している。
SOSは、主に孤児やドロップアウトしてしまった人を
中心に受け入れをしているようだ。
また、タジュラのSOSでは、0歳から13歳の
子どもたちが通う児童養護施設のようなもので、
各部屋に母親のような役目をする女性がいるらしい。
SOS@Djiboutiに日本人が入るのは初めてだそうだ。
少し、不安もあるが自分ができることを少しずつ
模索していこうと思う。
今日は暑すぎてお昼からバテてしまった。
特に外出したわけでもないのに
軽い熱中症になるという・・・
同期隊員がみんなで日本のカレーを作ってくれた。
本当にありがたい。
またみんなに恩返ししなきゃ。
おやすみなさい。